人間関係のトラブルで離職する介護業界

人間関係のトラブルで離職する介護業界

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介護業界の離職率

離職率の高い業界として「教育・学習支援業」と「宿泊・飲食サービス業」を別ページで簡単に紹介しましたが、介護業界の離職率も高いと言われています。しかし、実際には正規職員の離職率は15%程度となっており、他の業界の平均値である14%に比べるとそこまで高いとは言えません。ではなぜ介護業界は離職率が高いというイメージがついているのかでしょうか。その理由と原因に関して考察します。

非正規職員の離職率が高い

介護業界は正規職員の離職率は高いわけではありませんが、アルバイトやパートの非正規職員の離職率が高いです。介護業界を支えているのはアルバイトやパートの人たちによるものも大きい面があり、その人たちの離職率が高いという面から離職率が高いというイメージにつながっているといえます。
非正規職員は正規職員に比べると待遇や給与面に関しても劣ってしまいますし、雇用も不安定といった理由から非正規職員の離職率が高くなっています。そして、非正規職員の数が多い業界なのに非正規職員の離職率が高いことで、介護業界の離職率が高いという印象を与えていることがわかります。

一部の介護業者による理由

介護業者には1年間を通して退職者がいないという離職率がとても低いところがありますが、一部の介護業者では4割以上の人が1年間でやめしまう環境を作っているところもあります。人がしっかり定着している介護業者と、全く安定しない雇用環境を作ってしまっている介護業者に二分されており、一部の介護業者によって離職率が高いというイメージを持たれてしまうことがあります。

人間関係による退職

介護業界を離職する理由として人間関係が最も多く挙げられます。低賃金であるから長く続かないといわれている面もありますが、実際には低賃金よりも人間関係のトラブルによるものが多いといわれています。一般の企業で働いてから介護業界で仕事を始めた場合、1日でも早く働いている人が先輩である介護業界では少し働きづらく感じるかもしれません。介護の職場は女性の職員がとても多いため、いじめのような被害に遭っている人もいるようです。
また、介護業界は介護士だけではなくケアマネージャーや看護師、理学療法士など他の職種の人と関わっていくこととなります。このように現場では様々な職種の人がいるのでお互いの役割分担が少し難しくなる仕事内容もあります。こういった面で他の職種の人と上手く関わることができず、仕事関係で面倒な問題が起こることも少なくないようです。

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